カナダ
【公表時期:2018年末~2019年初頭】
【Source:カナダ政府、カナダ天然資源省】
- カナダ政府は、2025年までに乗用車(LDV)の年間売上の10%、2030年までに30%、2040年までに100%をゼロ・エミッション車(ZEV)とする野心的な連邦目標を設定している。
- また、2019年予算を通じて5年間(2019-2024)にわたって1億3000万カナダドルを発表し、地域にゼロ・エミッション車両充電(レベル2以上)と給油所のネットワークの拡充を図るとしている。
【公表後の動向】
- 特にその後、本トピックに関連する目立った動きはない。
- キャサリン・マッケナ環境・気候変動担当大臣は2019年1月23日、同国政府が電気自動車(EV)の購入者に対して資金援助を実施する意向を明らかにするとともに、充電インフラを国内に整備するうえで電力大手ハイドロケベック社に500万カナダドル(約4億円)を資金援助することを発表した。
- カナダ・バンクーバーを拠点とするシンクタンク「Clean Energy Canda」は、政府の目標は野心的であるが実現可能で、ケベック州及びブリティッシュ・コロンビア州の目標と一致していると評している。購入補助金は同政府の目標である完全ZEV化を進めるにあたり不可欠であると考えられる。
【URL】
- カナダ天然資源省 ZEVインフラプログラム
Zero-Emission Vehicle Infrastructure Program
https://www.nrcan.gc.ca/energy-efficiency/energy-efficiency-transportation/zero-emission-vehicle-infrastructure-program/21876 (2019/12/03 Access)