インド

インドにおけるエコカー政策、関連規制の概要をご紹介するページです。

国家eモビリティ・ミッション・プラン2020(NEMMP2020)

インドにおける電気自動車の採用ならびに製造の加速(FAME India Scheme)

NITI Aayogレポート”India Leaps Ahead: Transformative Mobility Solutions For All”

国家eモビリティ・ミッション・プラン
“National Electric Mobility Mission Plan (NEMMP-2020)”

【関連政策】
NEMMP2020

【概要】
2013年1月に打ち出され、インド政府によって行われている最も重要かつ野心的なイニシアチブの1つであり、同国における自動車産業および輸送産業における変革のパラダイムシフトをもたらす可能性があるものです。2020年までにインドで約6~700万台の電気/ハイブリッド車を徐々に確保することを目的とした政策となっています。

◎電気/ハイブリッド車の購入を促す需要サイドのインセンティブ
◎バッテリー技術、電源技術、自動車、システム統合、バッテリー管理システム、試験インフラなどを含む技術のR&D促進
◎供給サイドんじょインセンティブ
◎走行車のハイブリッド車への改造奨励 など

 


インドにおける電気自動車の採用ならびに製造の加速
“FAME India (Faster Adoption and Manufacture of (Hybrid and) Electric Vehicles) Scheme”

【関連政策】
FAME India Scheme

【概要】
2015年に重工業国営企業省 によって開始され、電気自動車やハイブリッド車などの環境にやさしい自動車の生産と販売促進が奨励されています。FAME IndiaスキームはNEMMPの一環です。 FAMEの主な手段は、主に補助金を交付して電気自動車等の普及拡大を奨励することです。 大部分の車両(二輪車、三輪車、電気自動車、ハイブリッド車、電気バス)は補助金の恩恵を得ています。

2018年9月にFAME IndiaスキームのPHASE Iの対象期間が、2019年3月31日、またはPHASE IIの通知までに延長されています。

 


国立研究所NITI Aayogレポート

【関連政策・文書】
NITI Aayogレポート”India Leaps Ahead: Transformative Mobility Solutions For All”

【概要】
同レポートでは、モディ首相の2032年までに国内全ての自動車を電動化させるという目標に言及しています。2032年までに3つのフェイズが設けられ、それぞれ以下のように設定されています。
※本レポート公表後、関係政府関係者から2030年までに全電動化という目標も言及されている。概ね2030~2032年が政府の目標時期といえる。
◎フェイズ1(2017年―2019年):「矢をつがえる(Notching the Arrow)」
-経済的かつ、迅速化を図る機会を把握し、他方で経済的に必要とされる活動を育んでいく段階。
-制度的なキャパシティ・ビルディングの優先順位を付け、一連の構造改革と政策介入で支援を行う。
-製造者と消費者が適切なインセンティブを利用できるようにする。

◎フェイズ2(2020年―2023年):「弓を引く(Drawing the Bow)」
-フェイズ1で導入された活動を拡充、検討された活動を実際に展開する段階。
-官民セクターの将来的な活動の経済性、実現可能性を強化していく。
-革新的なビジネスモデルやポリシーのための道筋を準備する。

◎フェイズ3(2024年―2032年):「矢を放つ(Letting the Arrow Fly)」
-全国的な電動化やその拡充の市場展開を準備する。
-前段階の評価とフィードバックを通じ、全国的に、モビリティ・ソリューションの包括的な採用とスケール拡大につなげていく。
-関連コストが下がり、もはや重要でなくなったインセンティブを段階的に廃止していく。
-規制メカニズムや政策メカニズムの充分な拡充により、市場競争力を充分に確保する。

道路交通・高速道路省(MoRTH)
http://morth.nic.in/

重工業国営企業省
|_重工業局(DHI)
https://dhi.nic.in/

電力省(MoP)
https://powermin.nic.in/

インド自動車工業会(SIAM)
http://www.siamindia.com/

インド自動車部品工業会(ACMA)
https://www.acma.in/