フランス
【公表時期:2017年7月】
【Source:気候変動対策計画 “Plan Climat”】
- 環境連帯移行相が、新たな気候変動対策計画 “Plan Climat”の中で、遅くとも2040年までにディーゼル及びガソリン自動車の販売を終了する目標を発表。
【公表後の動向】
- フランス下院で「モビリティ指針法案」(通称LOM法案)の第一読会の審議が2019年6月18日に終わり、同法案が可決された。賛成は372票、反対は40票、棄権は144票であった。同法案は今後、両院協議会(CMP)にて協議が行われ、票決で過半数が得られれば法制化されることになる。
- 法案には、大気汚染発生時に、一定時間帯に旧型車両の通行を禁止する「低排出ゾーン」(ZFE)制度をすべての市町村が適用することができるようにすることや、大気汚染濃度が規定を超えている地域においては、ZFEの適用を義務化すること、そして、
- 化石燃料(ディーゼル、ガソリン、天然ガス)を使用する自動車の販売を2040年に禁止することが盛り込まれている。
- 両院協議会(CMP)で合意に至れず、議会で再び読解開始
- 11月6日:上院が法案を否決
- 11月19日:下院が法案を最終的に可決
- 11月27日:憲法院に法案を付託、審署期間中(法制化が憲法規定に従っているかの確認)
- ⇒本報告時点で成立間近。
【URL】
- 気候変動対策計画
Plan Climat
https://www.gouvernement.fr/action/plan-climat (2019/12/02 Access)
- 「モビリティ指針法案」(通称LOM法案)
Projet de loi d’orientation des mobilités , n° 157 rectifié
http://www.assemblee-nationale.fr/dyn/15/dossiers/alt/loi_orientation_mobilites (2019/12/02 Access)