スコットランド
【公表時期:2017年9月】
【Source:2017-2018年 スコットランド政府プログラム】
- Nicola Sturgeon自治政府首相は2017年9月5日、「2017-2018年 スコットランド政府プログラム(The Scottish Government’s Programme for Government 2017-18)」を発表した。
- この中で、ガソリン及びディーゼルエンジン搭載の乗用車とバンの新規登録を2032年までに廃止することを目標に据え、超低排出自動車(ULEV)の利用促進において先導的役割を担っていくことが明記されている。
【公表後の動向】
- 2018年9月3日、eモビリティ促進向け追加投資を発表した。今後2032年までにガソリン・ディーゼル車の販売禁止策を実現する目標を立てているが、同目標を達成するために1670万ポンド(約24億5000万円)を投入し、各種の対応措置を実施することを発表した。
- 対応措置の主な内容は以下の通り:
- 電気自動車(EV)向け充電インフラの整備に1500万ポンド(約22億円)を支出し、住宅地、ビジネス街及び公共施設に1500の充電ポイントを整備する。
- EVの普及促進を支援する「Switched-on Towns and Cities」プログラムの枠組みで、2025年までに「電動化都市」20都市を設立する。
- スコットランドの南北を結ぶ高速道路「A9」をEV幹線道路にする。
- 地方自治体向けに170万ポンド(約2億5000万円)を支出し、100台の環境対応型バスの購入を支援する。
- 将来的には、公共交通機関やシェアライドの利用を促進する新たなモビリティ・サービスの試験に追加で200万ポンド(約3億円)を投入する予定である。
【URL】
- 2017-2018年 スコットランド政府プログラム
The Scottish Government’s Programme for Government 2017-18
https://www.gov.scot/publications/nation-ambition-governments-programme-scotland-2017-18/ (2019/12/03 Access)
- スコットランド政府プレスリリース
Green transport funding pledge
https://news.gov.scot/news/green-transport-funding-pledge (2019/12/03 Access)