スロベニア
【公表時期:2017年10月】
【Source:現地メディアThe Slovenia Times、ロイター他】
- スロベニア政府が、2030年以降、新規登録の対象をCO2排出量が50g/km以下の自動車に限定する方針を公にした。
- これは、2017年10月12日に同国政府が可決した戦略書の中で明らかにされたもので、同文書には、「この条件を満たすのは、現在のところ電気自動車(EV)及びプラグイン・ハイブリッド自動車(PHEV)のみである」と述べられている。
※原典を確認しようと試みたが、本調査範囲内では確認できなかった。より詳細な調査を必要とする。
【公表後の動向】
- 特にその後、本トピックに関連する目立った動きはない。
- 同国の自動車市場概況:
- 1000人当たりの自動車保有台数は523台(2016年実績)と、世界でも比較的高い保有率を誇る。
- 2016年の自動車登録台数は約147万台(前年比で2%増加)で、そのうち11万台が乗用車。また、乗用車のうち7万4000台が新車で、過去最高を記録した。
- 燃料種類別にみると、登録済み乗用車全体の53%がガソリン車、46%がディーゼル車、また1%が液化石油ガス(LPG)である。
- 販売全体に占めるEV及びHEVの割合はまだわずかだが(1%以下)、増加傾向にある。スロベニア通信(STA)の報告によると、2017年1月~8月のEV/HEV総販売台数は約900台で、前年同期比でおよそ3倍に増えている。
【URL】
- 現地メディアThe Slovenia Times
Slovenia to ban sale of new petrol and diesel cars from 2030
http://www.sloveniatimes.com/slovenia-to-ban-sale-of-new-petrol-and-diesel-cars-from-2030
(2019/12/03 Access)