台湾
【公表時期:2018年1月】
【Source:現地メディアXINHUANET、Taiwantrade.com】
- 現地メディアXINHUANETやcomは、2018年1月上旬に、台湾が2035年までに化石燃料駆動のバイクを段階的に廃止することを目指す内容を報じている。また、内燃機関自動車についても2040年に販売を禁止することを計画に盛り込んでいるという。背景には大気汚染があげられている。
- 台湾は人口約2300万人、オートバイ約1400万台という世界でもその密度が最も高い地域となっている。
- 大気汚染、特に5の排出源の20%以上をオートバイからの排ガスが占めるとされている。
- 大気汚染対策という背景のもと、2017年末に公害抑制のための計画に動き出し、12月21日に、内燃機関車両の禁止に関するタイムテーブルを含む行動計画を提案した。
【公表後の動向】
- 2018年11月5日、現地メディアの台湾英文新聞(Taiwan News)によると、台湾環境保護署の署長、李應元氏が次のように発言している。
- 「2035年に化石燃料駆動のスクーターの生産を禁止する計画が意味するところは、大気汚染対策である。しかし取り組みは段階的に行われるものである。」
- 一方で、2035年の化石燃料駆動のスクーターの禁止がビジネスに悪影響を与えることを恐れて、中国スクーター商業協会(中華民國機車商業同業公會)は、立法院の前で禁止に抗議することを計画しているという。(2018年11月5日時点)
※計画や法案の原典を確認しようと試みたが、本調査範囲内では確認できなかった。要詳細調査。
【URL】
- XINHUANET
Taiwan to phase out fuel-powered motorcycles
http://www.xinhuanet.com/english/2018-01/04/c_136872362.htm (2019/12/03 Access)
- com
Taiwan government sets timetable to ban sale of nonelectric vehicles by 2040
https://www.taiwantrade.com/news/taiwan-government-sets-timetable-to-ban-sale-of-nonelectric-vehicles-by-2040-1413698.html# (2019/12/03 Access)