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2018年12月18日(No. 201812031)
国・地域:米州, ブラジル
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ブラジル、鉛酸蓄電池の回収・リサイクルについて公開協議を開始

2018年11月16日、ブラジル環境省は、鉛酸蓄電池の回収・リサイクルの仕組みについて、公開協議に付す旨を発表した。使用済み鉛酸蓄電池の回収・リサイクルのプロセスおよび消費者や販売事業者、輸入事業者、製造事業者の役割・責任について規定したセクター合意の内容が提示されている。公開協議の期間は2018年11月19日から12月19日の1ヶ月間である。

 

セクター合意とは、ブラジル国家固形廃棄物政策を規定する2010年法律12.305号に基づき、政府当局と企業グループが廃棄物の回収・リサイクルの仕組みについて、合意するもので、今回は、政府当局とブラジル自動車・産業蓄電池協会(Abrabat)はじめ関係企業グループが使用済み鉛酸蓄電池の回収・リサイクルの仕組み、プロセスにおける関係者の役割分担などについて規定している。

 

リーバスロジスティック(回収・リサイクル)の流れとして、使用済みの蓄電池は、消費者が新しい製品と買い換える際などに、販売店舗にて返却され、販売店から、卸、輸入事業者、製造事業者を経て、リサイクル事業者に輸送される。

 

鉛酸蓄電池は主に自動車用に使用されており、Abrabatのデータによると、アフターマーケットにおいて年間約30万トンの使用済み電池が発生する。

 

本件は以下のURLから参照可能である。

http://www.mma.gov.br/informma/item/15245-aberta-consulta-de-acordo-setorial-para-baterias.html

http://consultaspublicas.mma.gov.br/?page_id=50

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