フランス政府は、燃費測定基準のNEDCからWLTPへの切り替えに伴い、自動車税を改定した。

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欧州連合においては、フォルクスワーゲン（VW）の排ガス不正問題を発端に、標準的な燃費測定方法として使用されてきた「新欧州ドライビングサイクル（NEDC）」から、より実走行状態に近い計測結果が得られる「国際調和排ガス・燃費試験方法（WLTP）」への切り替えが進んでいる。フランスにおいては、2020年3月1日にWLTPへの切り替えが行われた。NEDCにおいては理論上の走行情報が基準となっていたが、WLTPにおいては実際のデータが使用され、厳しい試験・走行条件が課される。フランス政府はWLTPの導入にあたり、公害車に対する課徴金（「マリュス」制度）の改定を以下のとおり行った。