2024年7月8日、米国エネルギー省の下部組織、車両技術部(Vehicle Technology Office)は、米国内の2023年10月1日時点の現存、及び今後2年から4年内に操業開始されると予想されている計画中のリサイクル能力をそのニュースで発表した。中間処理施設は、リチウムイオン電池と電池製造スクラップを受け取り、電池サプライチェーンに再統合できる材料に加工する。今後2年から4年でリサイクル材生産能力は3倍に、中間処理能力は2倍以上に伸びると予想されている。
リサイクル材生産者数 | 中間処理施設数 | |||
現存 | 計画中 | 現存 | 計画中 | |
リサイクル業者総数 | 2 | 5 | 10 | 9 |
潜在的再生能力(トン数) | 35,500 | 76,001 | 174,500 | 197,500 |
出典: Argonne 国立試験所 『米国のEV産業のための材料確保』2024年2月
2023年10月1日時点の中間処理施設とリサイクル材生産者の能力を示す。
https://publications.anl.gov/anlpubs/2024/03/187907.pdf
参考資料、FOTW #1350, July 8, 2024: In 2023 the United States Had Battery Recycling Facilities Capable of Reclaiming More Than 35,000 Tons of Battery Materialsは、以下のURLで見ることができる。
https://www.energy.gov/eere/vehicles/articles/fotw-1350-july-8-2024-2023-united-states-had-battery-recycling-facilities#:~:text=As%20of%202023%2C%20the%20United,reclaim%20an%20additional%2076%2C000%20tons.
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