2019年12月30日(No. 201912041)
国・地域:欧州・ロシア, その他欧州, アジア・オセアニア, 中央アジア
テーマ:

ユーラシア経済委員会評議会がカメラ、タイヤ等の製品に対する義務的表示の導入を承認した

ユーラシア経済連合加盟各国代表とSargsyanユーラシア経済委員会議長が出席したユーラシア経済委員会評議会会議が2019年11月18日にモスクワで開催された。

この会議では、香水及び化粧水、タイヤ、写真機(撮影機を除く)、フラッシュ及びフラッシュランプ、個別軽工業製品への識別手段の義務的表示に関するロシア連邦の提案が審議され、承認された。本決定はこれが公示された日から30暦日後に発効する。各国はそれぞれ国内のラベリング導入期限を設ける。

識別手段の表示がない製品の流通禁止が導入される時期は、次のとおりとなっている。

  • 香水及び化粧水は2020年10月1日以降
  • タイヤは2020年12月1日まで
  • 写真機(撮影機を除く)、フラッシュ及びフラッシュランプは2020年10月1日以降
  • 個別軽工業製品は2021年1月1日以降

 

またユーラシア経済委員会評議会は、指示「ユーラシア経済連合技術規則の要求事項に適合しない製品に関する情報システムの構築に係るパイロットプロジェクトの今後の実施方法について」を採択した。

パイロットプロジェクトの主な目的は、技術規則の要求事項に適合しない製品の流通を制限及び摘発する監視業務における所管機関の連携を公認することにある。パイロットプロジェクトの成果は、ユーラシア経済連合共通のプロセスである「危険有害製品に関する通知システムの構築、記録、使用」を実現するための基盤になると期待されている。

 

この他にも今回の会議では、ユーラシア経済統合の進展、域内市場の実績、ユーラシア経済連合各国経済のデジタル化、金融政策、産業及びサービスの統一市場、技術規制、国際協力などについて話し合われた。

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