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2020年3月18日(No. 202003031)
国・地域:米州, ブラジル
テーマ:,

ブラジル、2020年3月1日以降バイオディーゼルの最低含有率12%が発効

2020年3月2日、ブラジル鉱業・エネルギー省は、3月1日以降、最終消費者へ販売されるディーゼルオイルにおけるバイオディーゼルの強制最低含有率が12%となったことを公示した。強制最低含有率は、国家エネルギー審議会2018年決議16号によって定められ、2019年の11%から2023年の15%まで段階的に比率が高められている。バイオディーゼルの主原料は大豆であり、ブラジルの大豆生産の増加が見込まれる。

 

国家エネルギー審議会(CNPE:Conselho Nacional de Política Energética)の2018年10月29日付決議16号に基づき、国家石油、天然ガスおよびバイオ燃料監督庁(ANP:Agência Nacional do Petróleo, Gás Natural e Biocombustíveis)にディーゼルオイルにおけるバイオディーゼルの含有率を定める権限が認められ、以下のように強制最低含有率が定められている:

  • 2019年6月1日以降 11%
  • 2020年3月1日以降 12%
  • 2021年3月1日以降 13%
  • 2022年3月1日以降 14%
  • 2023年3月1日以降 15%

 

2020年のバイオディーゼルの需要は約10億リットルと予想されている。新しい最低含有率の適用時期である3月は、主原料である大豆の収穫開始時期と一致しており、豊富に供給され、消費者コストの削減が見込まれる。

 

バイオディーゼルの生産によって、ブラジルの大豆産業が刺激され、2020年の大豆の生産プロジェクトは2500万トンと提示されている。

 

本件は以下のURLから参照できる。

http://www.mme.gov.br/web/guest/todas-as-noticias/-/asset_publisher/pdAS9IcdBICN/content/percentual-obrigatorio-de-biodiesel-sobe-para-12-?inheritRedirect=false&redirect=http%3A%2F%2Fwww.mme.gov.br%2Fweb%2Fguest%2Ftodas-as-noticias%3Fp_p_id%3D101_INSTANCE_pdAS9IcdBICN%26p_p_lifecycle%3D0%26p_p_state%3Dnormal%26p_p_mode%3Dview%26p_p_col_id%3Dcolumn-1%26p_p_col_count%3D1

http://www.mme.gov.br/documents/36074/265770/Resolucao_16_CNPE_29-10-18.pdf/03661cf7-007d-eb99-10b4-61ee59c30941

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