2022年4月20日、現代自動車グループは電気自動車の超高速充電器設置推進のためロッテグループ及びKBアセットマネジメントと提携した事を発表した。三社は、特別目的法人(SPC:Special Purpose Corporation)仮称UFC(Ultra Fast Charger)設立推進のための覚書を締結した。まず三社は、SPCを通して電気自動車の超高速充電器(最大200kW級) を充電事業者などにリースする超高速充電インフラ事業モデルを開発する。電気自動車の顧客が都心で超高速充電器を使ってより速く充電出来る様にするために三社は、デパート、ショッピングモール、サービスセンター等の事業所の敷地を利用して超高速充電器を設置する。その後全国主要都市で2025年までに、一台当り2基の充電コネクタを備えた超高速充電器2,500台を設置する予定である。
2022年4月時点で現代自動車グループは、全国高速道路のサービスエリアに12ヵ所と都市部の主要拠点6ヵ所に超高速充電ステーション“E-pit”を運営している。ロッテグループは韓国内に32ヵ所のデパート、多数の大型スーパーを運営している。KBアセットマネジメントは、韓国最大のKB金融グループの資産運用部門で、従来の株式や債券による資産運用からインフラ、不動産、不良債権等の様々な種類の資産運用を行っている。KBアセットマネジメントはインフラファンドを運営し、出資者として投資して電気自動車超高速充電インフラ事業に必要な資金を支援する。
現代自動車グループの関係者は、「高電圧バッテリー充電システムを備えた電気自動車の普及に合わせて、超高速充電インフラの普及に努める。韓国政府の電気自動車普及拡大政策に合わせて、中長期的に電気自動車充電事業を拡大する。」と述べた。
現代自動車グループ、ロッテグループ、KBアセットマネジメントの超高速充電器の設置ついて、下記のURLより閲覧できる。
- 現代自動車ホームページNews(韓国語)
https://www.hyundai.co.kr/news/CONT0000000000023397 - KBアセットマネジメントホームページ(韓国語)
http://www.kbam.co.kr/notice/view/2759
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