マレーシア天然資源環境持続可能性省(NRES)は2024年12月17日、各政府省庁向けの電動車両(EV)転換に関するガイドラインを発表した。2050年ネットゼロの目標に向けて、2025年までには全政府公用車のうち50%以上をEVに転換する目標を掲げている。本ガイドラインでは、EVの調達に際する手順や検討すべき点について言及され、現時点でマレーシア市場に出回っている車種についてリストアップされている。一方で、「本ガイドラインはEVのみを対象としており、政府がネットゼロの実現に力を入れる姿勢を見せるべくハイブリット車は除く」との記載があり、今後の公共調達においてハイブリット車が完全に調達対象から除外されるか否かについては不明である。
本ガイドラインは、EVを調達する際に以下の点について検討すべきとしている。
- 性能:モーター、走行距離
- 車両サイズ
- 充電:充電種類(ACまたはDC)、充電速度、電池容量など
- コスト:充電スタンドも含む
本ガイドラインの原文は以下のURLよりダウンロード可能である。
https://www.nres.gov.my/ms-my/pustakamedia/Penerbitan/Garis%20Panduan%20Peralihan%20ke%20EV.pdf
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