メルセデス・ベンツ・グループ(Mercedes Benz Group)は2022年4月11日、投資家やアナリストを対象とする第一回ESG(環境・社会・ガバナンス)会議を開催し、「CO2排出量の削減」と「すべてのステークホルダー向けの持続的な価値創出」を目指すための包括的な施策を発表した。同社はこの会議で、「2030年までに乗用車1台あたりのライフサイクルCO2排出量を2020年比で少なくとも半減する」という目標を掲げ、これを達成するための最も重要な施策として、5つの領域における様々な取り組みを示した(下表参照)。このほかに、2030年までに生産過程のエネルギー需要全体の70%を再生可能エネルギーで賄うとしている。
領域 | 主な目標設定や取り組み | |
1 | 車両の電動化 |
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2 | グリーン電力によるEV充電 |
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3 | 電池技術の向上 |
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4 | グリーンなスチールとアルミニウム |
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5 | 持続可能な材料を量産で採用 |
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(出所:Mercedes Benz Groupの資料をもとにEnviX作成)
参照URL
- Mercedes Benz Groupプレスリリース(2022年4月11日発行):https://media.mbusa.com/releases/mercedes-benz-cars-aims-to-slash-co2-emissions-by-more-than-50-percent-by-end-of-this-decade
- Mercedes Benz Group ESG会議プレゼンテーション資料(2022年4月11日):https://group.mercedes-benz.com/dokumente/investoren/praesentationen/mercedes-benz-ir-esg-conference-2022-presentation.pdf