中国工業情報化部、「2019年インテリジェント・コネクテッド・ビークル標準化業務要点」を発表――ADASや自動運転、情報セキュリティ分野が含まれる

2019年5月15日、工業情報化部は『2019年インテリジェント・コネクテッド・ビークル標準化業務要点』を発表し、インテリジェント・コネクテッド基礎通用及び業界が急ぎ必要とする標準の制定を加速し、当該分野における標準コア技術の研究と試験検証業務を強化すると明確に示した。

共同でテレマティクス標準システムの建設を推進するために、工業情報化部は自動車通信応用の面においても、関連部門と協力して道路基礎施設、インテリジェント交通管理プラットフォームなどに関連する標準の制定をやり遂げ、そして自動運転用の高精度マップ標準化需要などの研究プロジェクトを推進すると表明した。

 

自動運転分野において、工業情報化部は先進運転支援システム(ADAS)標準の制定を推進し、運転自動化ランク付けなど基礎通用類標準の制定作業を完成する予定である。将来、工業情報化部の統制の下で特定条件下での自動運転機能テスト方法及び要求などの標準の立案を展開し、インテリジェント・コネクテッド・ビークル機能及び性能評価指針などの指針文書を編制する。

自動車情報セキュリティの面において、工業情報化部は計画的に自動車情報セキュリティ標準の制定を推進し,自動車情報セキュリティ通用技術、車載ゲートウェイ、情報インタラクティブシステム、電気自動車リモート管理及びサービス、電気自動車充電など基礎通用及び業界が急ぎ必要とする標準を制定するとしている。

 

上述した関連標準の作成過程において、工業情報化部は国連インテリジェント・コネクテッド・ビークル国際法規の調和に深く参与し、インテリジェント・コネクテッド・ビークル国際法規調和エキスパートグループ及びそれを支えるシステムを構築する計画である。

そのほか、工業情報化部は国際標準への関与の度合いと深度を増強し,国際交流及び協力を持続的に強化・拡大し,全国汽車標準化技術委員会及び関連組織が国外のそれらに対応する組織と協力関係を築くことを支持し,多方面での関与及び多方面での協力を推し進めるインテリジェント・コネクテッド・ビークル標準法規国際交流協力メカニズムを形成させるとしている。

 

『2019年インテリジェント・コネクテッド・ビークル標準化業務要点』の中国語原文は、以下の工業情報化部ウェブサイトで見ることができる。

http://www.miit.gov.cn/n1146290/n1146402/n1146440/c6957554/content.html