スウェーデンエネルギー庁、輸送部門の低排出型サービスに向けたプロジェクトを開始

スウェーデンエネルギー庁は、2019年4月2日、遅くとも2045年までに化石燃料を使用しない輸送部門実現のために総額1500万スウェーデンクローナ(約1億8000万円)の助成金を確約し、移動手段を改善するための新たな解決策の試験と市場プロジェクトの募集を開始した。現代人の生活ニーズに応える低排出型輸送サービスの実現を目的に、ユーザーフレンドリーなパーソナルモビリティサービスを実証していく。同庁のプレスリリースは下記リンクに記載。

http://www.energimyndigheten.se/utlysningar/var-med-och-testa-hallbara-mobilitetslosningar-for-en-snabbare-marknadsintroduktion/

 

予定されている試験・開発プロジェクトは下記の通りである。

  • シームレスで持続可能な移動のための複数の輸送手段を調整した新たなサービス。
  • カーシェアリングなどの現代の生活ニーズに応える機能的で拡張可能なプラットフォーム。
  • 他の情報システムに対する安全・運用サービス、および伝達可能で持続可能なビジネスモデル。
  • オープンアクセスとアクセシビリティによって開発可能で第三者機関の解決策と共存できるサービス。
  • 公共交通機関、駐輪場などへのアクセスを含むサービス。
  • 車両を減らし渋滞を緩和する解決策。

 

プロジェクトの目標は下記の通りである。

  • 交通利用者のニーズに基づき収益性のある長期的ビジネスモデルを持つ、少なくとも1つの持続可能なモビリティソリューションをテストすること。
  • 5000ユーザー以上で試験すること。
  • シェアリングサービスの知見と供給を高めること。
  • 化石燃料を使わない輸送部門への移行を促進すること。
  • 輸送部門の公平性とアクセシビリティを保証すること。
  • 市場導入の加速に寄与すること。

 

このプロジェクトは2019年11月1にまでに開始し、2020年12月31日に終了する予定である。