2019年5月20日、中国交通運輸部・中央宣伝部・国家発展改革委・工業情報化部・公安部・財政部・生態環境部・住宅都市農村建設部・国家市場監督管理総局・国家機関事務管理局・中華全国総工会・中国鉄路総公司の12部門および機関は共同で、「グリーントラベル行動計画(2019-2022年)」(《行動計画》と略称)を印刷公布した。その主旨は、中国共産党第十九回全国代表大会におけるグリーントラベル行動の展開などに関する決定・手配を踏み込んで実施することで、グリーントラベルの水準をさらに向上させるものである。
「行動計画」は全部で8部に分かれ、21ヶ条の具体的行動対策を提示している。
《行動計画》は強調する
習近平新時代における中国の特色ある社会主義思想を指針として、党中央・国務院の決定・手配を貫徹し、グリーントラベルの発展を着実に推進し、公共交通の優先的発展を堅持しながら、グリーントラベルに適した環境の構築、グリーントラベル方式の吸引力の拡大、大衆のグリーントラベル意識の向上を図り、都市グリーントラベル水準の更なる向上を目指す。
《行動計画》は提起する
2022年までに、合理的な体制で、生態にやさしく、低炭素でクリーン、且つ集約的で効率的なクリーントラベルサービス体系を完成させる。また、グリーントラベルの環境改善、公共交通サービスの質の著しい向上により公衆トラベルにおける大衆の主体的地位の基本の確立、グリーントラベル設備の水準の明示的な上昇、そしてグリーントラベルを選択することに対する一般大衆の共感・満足感・幸福感を持続的に強化していく。
《行動計画》は提示する
■第一は、総合輸送サービス網を構築・整備する。都市間交通一体化建設、近代的旅客輸送サービス水準の向上、旅客共同輸送・接続便実施の推進、都市連絡道路網配置の適正化などを促進する。
■第二は、公共交通サービスの質の向上を強力に進める。公共交通の供給能力を向上させ、公共交通営業速度の向上を図り、大衆の旅行体験を改善する。
■第三は、鈍行交通システムサービスの合理化を図る。鈍行交通システムを構築・整備し、鈍行システム環境の管理を強化する。
■第四は、交通需要管理の差別化実施を推進する。小型自動車の使用の抑制、駐車管理の強化、細分化された交通管理の実施などにより、新業態融合の発展を促進する。
■第五は、グリーントラベルの設備水準を向上させる。グリーン車両の大規模展開を推進し、充電インフラ建設を加速させる。
■第六は、グリーントラベル文化の育成に力を入れる。グリーントラベルの宣伝を展開し、大衆参加型のメカニズムを構築・整備する。
更に「行動計画」は、指導者層の強化、政策保障の強化、チーム構築の一層の強化、モデル導入の強化など分野で相応な保障施策を提示している。
「行動計画」の中国語原文は以下の中国汽車工業協会のウエブサイトで見ることができる: