韓国自動車産業協会(KAMA)は2019年8月上旬、水素融合アライアンス推進団、水素エネルギーネットワークと共に、現政府が推進している「水素経済活性化ロードマップ」政策の一環として、水素産業拡大のため業務協約を締結することを明らかにした。
自動車産業協会は、水素産業を韓国の次世代ビジネスとして育成すると共に、水素ビジネスの生態系を構築するために海外主要国と交流し、国内の水素関連企業が海外販路を開拓できるよう、相互協力を図ってゆくと述べた。
これら3つの団体は、韓国の水素産業の営業を強化するために、海外で開催される有名な水素展示会と連携して産業展示会を開催することを推進する計画である。水素Mobility、電気Mobility、再生可能エネルギーを中心にB2Bとして開催される予定であり、2020年3月に開催する計画で進めているという。
自動車産業協会のJung Mangi委員長は、2020年に開催する予定の水素展示会にて、国内水素産業の新製品、新技術に関する情報を提供し、海外のバイヤーに対して最適なマーケッティングを行う計画であると説明した。
Jung委員長は、水素自動車と電気自動車に対する政府の支援政策により、エコカーの販売比率28.6%増加し、2019年上半期における販売量88万9588台のうち、7.9%の占有率を達成したと述べた。エコカーの販売比率が増えると同時に、軽油自動車の販売量は排ガス試験方法の強化などにより、16.5%減少した。
韓国政府は2019年1月に「水素経済活性化ロードマップ」を発表しており、2030年までに水素の生産から貯蔵、輸送、部門別使用に至るまで全ての過程で水素を基盤とするビジネスを構築するという内容が骨子となっている。同時に、水素充填所を660ヶ所に設置し、180万台の水素自動車を国内に普及および海外に輸出する計画を立てている。2019年8月時点で、水素経済の育成、安全管理、標準化などに対して、関連法令案が複数発議されている状況である。
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