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オーストラリアARENA、BOC社に資金を投じクリーンな水素生産を後押し

2019年8月23日、オーストラリア政府の再生可能エネルギー局(ARENA)は95万AUドルの資金をガス関連企業であるBOC社に投じることを明らかにした。クイーンズランド州における再生可能な水素生産および水素供給プロジェクトを推進するためである。

電気分解を用いたグリーン水素製造のため、BOC社のブリャー島ガス施設に220kWの電解槽や100KWの太陽光電池を設置することを含む310万ドルのパイロット・プロジェクトが見込まれている。そこにある産業用ガス設備やインフラを活用することが意図されている。この電解槽は一月あたり2,400kgの水素を生産する能力を有するという。

また、同プロジェクトでは、ブリスベンにおける水素供給ステーションについてもその内容に含んでいる。BOC社の既存の産業顧客に供給することに加えて、自動車向け水素供給ステーション向けに一日あたり50kgの水素を生産するという。

化石燃料からの水素製造は現在BOC社メルボルン・アルトナの蒸気メタン改質装置で行われている。

2018年、ARENAはACIL Allen Consultingに委託して、同国の水素輸出に関する機会についてレポートを作成し、公表した。同レポートによると、オーストラリアは主導的な水素輸出国になる強力な立場となることができ、今後数十年にわたって世界の水素需要が増大する中、オーストラリアの水素輸出産業は年間170億AUドルに相当し、2030年までに2,800の雇用創出効果が見込まれるという。

 

ARENAは代替燃料源としての水素に対する同国の注目度の増加について投げかけている。これまでもARENAはアルトナにあったトヨタ自動車の水素センターを支援したり、西オーストラリアのATCOの水素マイクログリッド、シドニー西方でのJemena電力-グリッド・ガス実証プロジェクトなどを支援したりしている。2018年、ARENAは16の水素関連プロジェクトに2210万ドルの資金を投じている。ARENAはチーフ・サイエンティストのAlan Finkel氏が主導する国家水素戦略に貢献しているのだという。