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中国国内初で、かつ世界最大規模の新エネルギー自動車の駆動用バッテリーをカスケード利用した送電網側での電力貯蔵発電所プロジェクト、南京市で着工へ

2019年3月6日、江蘇省の南京江北電力貯蔵発電所が起工した。完成すれば江北電力貯蔵発電所の最大充放電能力は13.088万kW、総貯蔵容量は26.86万kWhとなり、これは中国国内で最大の設備容量の電気化学的電力貯蔵発電所となり、また中国で初めてとなるカスケード利用による送電網側の電力貯蔵発電所となる。

「新一代」(訳注:従来の電力供給だけではなく、電力貯蔵もできる双方向の流れが機能する新たなシステムを指す)の送電網施設としての電力貯蔵は、超大容量のモバイルバッテリーのように、電力使用の低い時は、電力キャパシティーとして電力を充填し、電力使用のピーク時には発電電源として電力を放出する。

カスケード利用とは、新エネルギー自動車などから淘汰・回収された「退役電池」を工場に戻して補修し、利用可能な標準にまで到達させた後、循環使用を実施する方法を指す。

江北電力貯蔵発電所プロジェクトが利用する「旧電池」の総容量は、7.5万kWhで、その内訳は、酸鉄リチウム電池が4.5万kWh、鉛酸電池が3万kWhである。この他、当該プロジェクトは更にリチウム電池貯蔵発電所を建設しており、その容量は19.36万kWhに達し、カスケード利用およびリチウム電池の容量では、共に国内最大規模である。

 

当該発電所は、中国で初めての試みである、変電所、電力貯蔵発電所、電動自動車充電ステーション、分散式太陽光発電所及びデータセンターを含む「都市スマート・エネルギー総合生態システム」の一部を成している。今後、この発電所は、変電所・電力貯蔵所・太陽光充電ステーション・データセンターを統合した運営方式を構築し、それによってエネルギーはデータセンターが把握している消費データによってより効率よく利用されるようになる。

電力貯蔵発電所を保有するだけでなく、江北新区は同時に22万ボルトの都市中核発電所、新エネルギー自動車充電・換電ステーション、ルーフ太陽光発電ステーション、大規模データセンターなどを建設した。

「従来の都市送電ネットワークは、大規模な送電ネットワークから電気を取得して電圧を下げ、電気を多くのユーザーに配電するという一方向への伝送であるが、我々が打ち立てたこの新しい都市スマート・エネルギー生態システムは、双方向式に変更し、例えば太陽光発電のようにエネルギーを生産できるだけでなく、エネルギーの貯蔵、供給も出来、更にビッグデータの分析によって、更に効率的で経済的なエネルギーの調合および使用を実施することが出来る」と南京供電公司発展部のシニアエンジニア周恒俊氏は語った。

同氏によると、この都市エネルギー総合体は、本年末までに完成し操業を始める予定で、この新しい理念と形式は徐々に全国の中心都市に普及して行く予定である。その時には、更に多くの風力発電、太陽光発電などクリーンエネルギーも貯めることが出来、いつでもそこから都市に供給することが出来る;電動自動車はどれも皆、都市中の移動するモバイルバッテリーとなることが出来る;全ての電力消費者が皆、バーチャル発電所に変わることが出来、エネルギーの双方向の流れが実現する。

 

上述記事の中国語原文は、以下の国務院国有資産監督管理委員会ウェブサイトで見ることができる。

http://www.sasac.gov.cn/n2588025/n2588124/c10690339/content.html