米国、カナダ、日本、オランダ、EUが共同で新たな水素イニシアチブを発足

2019年5月29日、第10回クリーンエネルギー大臣会議(CEM10)では、他のいくつかのCEM加盟国の参加を得て、米国、カナダ、日本、オランダ、欧州委員会のリーダーシップの下、新しい国際水素パートナーシップが発表された。国際エネルギー機関(IEA)は、このイニシアチブの下での取り組みを調整することとなる。

クリーンエネルギー大臣会議の下ではじめてとなるこの取り組みは、水素および燃料電池技術が世界のクリーンエネルギー移行において果たすことができる役割にスポットライトを当てている。

新しい水素イニシアチブは、経済のあらゆる分野で水素および燃料電池技術の商業的展開を加速するための政策、プログラムおよびプロジェクトに関する国際協力を推進する。

新しい水素イニシアチブは、持続可能性、回復力およびエネルギー安全保障を促進しながら、水素がいかにクリーンなエネルギーシステムに貢献できるかに焦点を当て、このイニシアチブを通じて行われる最初の取り組みは、3つの異なる分野に焦点を当てる。

■現行の産業用途における水素の着実な展開

■輸送(航空、大量輸送、ライトレール、船舶など)での水素技術の展開を可能にする

■コミュニティのエネルギーニーズを満たす水素の役割の模索

【参考URL】
EPAプレスリリース

https://www.energy.gov/articles/us-canada-japan-netherlands-and-european-commission-launch-new-hydrogen-initiative-under