カナダと米カリフォルニア州、クリーン自動車および燃料推進のための覚書きに署名

2019年6月26日、カリフォルニア州大気資源局(CARB)は、同局局長Mary Nicholsとカナダ環境・気候変動省Catherine McKenna大臣が、クリーン自動車およびクリーン燃料推進のための新たな協力についての覚書きに署名したことを公表した。

覚書きでは、それぞれの政府に、軽量自動車からの温室効果ガス排出削減のための規則を前に進めることなどについて協力して取り組むことが盛り込まれている。

この協力関係は、電気自動車のようなゼロエミッション車(ZEV)の採用を加速させることについても共同で取り組むことが含まれている。それぞれの行政区域における規制要件、インセンティブ、ディーラー誘致などについて情報を共有し、充電インフラ開発へのアプローチも共有していくとされている。

協力は様々な形で行われる見込みである。年に一度話し合うワーキンググループの設置、政策情報およびプログラム設計の共有、キャパシティ・ビルディングや技術支援、人材交流、共同研究開発、シンポジウムの共催やトレーニングの共同実施などである。

また、2つの規制当局は、排ガス試験や関連規則に関する取り締まり分野でも共同で取り組んでいくとしている。

覚書き:
https://www.climatechange.ca.gov/climate_action_team/intergovernmental/ECCC-CARB-MOU-June-26.pdf