2019年8月1日、世界最大の銅採掘企業であり、チリ国営企業のCodelcoが、同国北部Salar de Maricungaでの共同リチウム・プロジェクトに署名した。オーストラリアのLithium Power Internationalが株式の大部分を有するSalar Blancoとの共同プロジェクトとなる。
Codelcoによれば、各種許認可取得と財政面での整備が整った後、プロジェクトの開始は、2020年か2021年初頭となる見込みだという。
チリは「リチウム・トライアングル」と呼ばれる世界でも特にリチウム埋蔵量の多い国の一角に位置する。しかし、国家のリチウム政策が、海外資本の民間企業の参入などの要素もあり、混迷しているため、その充分な資源を有効に資本化できていない。