米カリフォルニア州、ロサンゼルス港・ロングビーチ港、クリーナートラック政策を推し進める料金について承認

2020年3月上旬、ロサンゼルス港およびロングビーチ港の港湾委員会(harbor commission)は、米国で初となるクリーナー・トラック・ファンド・レイト(Clean Truck Fund Rate)を創設する決議を承認した。施設へ出入りする積載コンテナ(loaded container)あたりに課金され、料金が徴収される。

ZEV車を除いて、ロサンゼルス港およびロングビーチ港に運搬するトラックは、年末までにコンテナの運搬を対象に料金が課される見込みである。

全米で最も忙しい2つの港は、2035年までにZEVトラックのみとする共通の目標を掲げている。

この港に出入りする料金は、港からの排ガスと大気汚染を低減させるために採択されたクリーン大気アクションプランの一部となっている。これにより初年で9000万ドルの資金が見込まれるという。

クリーン大気アクションプラン(Clean Air Action Plan)は2006年に設けられ、2017年に最新の更新がなされている。船舶、トラック、鉄道、貨物取扱い機器からの大気汚染物質や温室効果ガス排出削減に焦点を当てている。

料金はコンテナあたり平均18ドルになると見込まれており、2020年末には具体化され、効力を有することになる予定だとされている。

【参考情報】
クリーン大気アクションプラン(Clean Air Action Plan)
https://cleanairactionplan.org/