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ノルウェー環境庁、ELV引き取り制度に加入しない自動車輸入業者を罰すると警告

ノルウェー環境庁が2020年5月4日、同国の使用済み自動車(ELV)引き取り制度に加入する気のない者を処罰する、と発表した(下記URLに同庁のプレスリリース)。

https://www.miljodirektoratet.no/aktuelt/nyheter/2020/mai-2020/for-mange-sniker-seg-unna-returordningen-for-biler/

ノルウェー環境庁によると、同国には、ELV引き取り制度に加入していないと推定される輸入業者が数多く存在している。同庁は今回、そのような輸入業者に対し、次のような趣旨の警告書を発出することにした。

(1) ノルウェーでは、ELV引き取り制度への加入は義務である。これに加入していない自動車輸入業者はフリーライダー(制度ただ乗り)とみなす。該当企業は、この義務を遵守している証拠を環境庁に提出しなければならない。

(2) このようなフリーライダーは、Autoretur社(https://autoretur.no/)と契約する必要がある。同社は今日、ノルウェーでELVの引き取り事業を展開している唯一の企業である。

(3) 環境庁が警告書を発出してから3週間以内にそのような契約文書の写しを送付しない輸入業者には、強制力ある罰金を科す。

 

ノルウェーは、自国に自動車を輸入する者に対して、ELVの公認引き取り制度への加入を義務付けている。この義務は、自社業務用に自動車を輸入する会社と、転売のために新車や中古車を輸入する会社の両方に適用されている。引き取り制度に輸入業者を強制加入させることで、ELV引き取り会社への資金調達を確保し、環境に配慮したELVの回収や処理を適正に実施できるようにしている。

E・ハンブロ環境庁長官によると、「ELV引き取り制度の目的は、自動車が廃棄物として投棄されたとき発生する環境問題を防止し、軽減することにある。輸入業者がフリーライダーである場合、まじめに義務を果たして引き取り制度に加入している者が余計な負担を負うことになる」。環境庁は自動車産業界とも定期的に対話している。環境庁と同じように、自動車産業界も、制度ただ乗りを懸念している。そこで環境庁は、このようなフリーライダーを効率的に特定し、追跡できるコンピュータツールを開発したところである。

 

ノルウェーは、回収したWEEEを循環型経済のなかに移して、自動車材料を可能な限りリサイクルしている。Autoretur社が2020年5月8日に発表したところによると、同国では2019年に14万2134台の自動車が廃車となった(前年は14万1210台)。同年のリサイクル実績は、物質のリカバリー率が86.0%、総リカバリー率が97.4%であった(下記URLに同社サイト)。

https://autoretur.no/materialgjenvinningen-oker-autoretur-leverer-igjen-over-kravene/