EGRJ[􃌃|[g

ドイツ環境庁「新車でさえ、実際の騒音は騒音防止規定を大幅に上回っている」

ドイツ連邦環境庁が2020年9月1日、自動車型式認証に適合した新車でさえ、実際の走行時の騒音値は騒音防止規定を大幅に上回っている、と発表した(下記URLに、同庁のプレスリリース)。

https://www.umweltbundesamt.de/presse/pressemitteilungen/laute-motorraeder-pkw-sorgen-zunehmend-fuer

ドイツ環境庁によると、ドイツの道路を走行する大半の新車の騒音は控えめであるが、成長著しいスポーティタイプのような自動車の騒音はつねに不快感を引き起こしている。スポーツカーやオートバイなどの車両の騒音は、よどみない交通のバックグラウンド騒音よりも際立って大きく、ローカルな騒音の中心を占めている。

 

最近、自動車の国際騒音規制が改定されたことから、ドイツ環境庁はそれによって極端に大きな騒音を防げるかどうか、測定し検証してみた(下記URLにその最終報告書)。

https://www.umweltbundesamt.de/sites/default/files/medien/479/publikationen/texte_161-2020_ueberpruefung_der_geraeuschemissionen_von_motorraedern_im_realen_verkehr.pdf

環境庁は、スポーティな音響で知られる、以下の3台の乗用車と3台のオートバイを対象に検査した。その際、騒音値を、1)法定の型式認証条件のもと、また2)型式認証試験でモニタリングされる範囲外の「最悪ケース」の条件のもと、それぞれ調査した。

●乗用車

-アウディ TT RS Coupé(スポーツ車)

-メルセデス AMG GLC 63 S(SUV/スポーツ車)

-シュコダ・オクタヴィア Kufatec Sound Booster Pro(サウンドジェネレータ装備)

●オートバイ

-ハーレーダビッドソン Softail Heritage Classic

-BMW  R NineT Urban G/S

-カワサキ Ninja ZX-10R KRT

 

環境庁によると、調査の結果、最近改定されたばかりの自動車の国際騒音規制をもってしても、道路交通の極端に大きな騒音を防ぐことができないことがわかった。型式認証要件を遵守した上記の車両の騒音値は、型式認証試験時の運転条件よりも、実走行時の測定のほうが、平均して20dB以上大きかった。

この結果を受け、環境庁のD・メスナー長官は、「BAT(利用可能な最高水準の技術)が許す限り静かな車両を製造する義務を、自動車やオートバイの生産者に義務付けなければならない」と述べた。環境庁は今回、型式認証の対象を、車両の騒音を限定する「騒音キャップ」にも拡張するよう提案している。