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欧州自動車用・産業用電池製造者連盟、リチウム塩のCLH提案に懸念を表明

2020年12月18日、欧州自動車用・産業用電池製造者連盟(EUROBAT)は、ポジションペーパーを公表し、CLP規則のもとでの調和分類およびラベル表示(CLH)の制度において、特定のリチウム塩が生殖毒性1Aという有害性区分に該当するという分類提案について、懸念を表明した。提案はフランスの食品・環境・労働安全衛生庁(ANSES)によるもので、対象物質として、炭酸リチウム、塩化リチウム、水酸化リチウムなどが含まれている。

 

対象物質とされている炭酸リチウム、塩化リチウム、水酸化リチウムは、リチウムイオン二次電池、ニッケルベース二次電池、リチウム一次電池などの製造において重要な要素であり、eモビリティや医療用電池、予備電池、安全装置用電池、脱炭素化された発電におけるよう用途などに広く用いられている。

 

電池業界は、フランスANSESの有害性区分の提案の妥当性を疑問視しているという。提案は、30年以上前に実施された研究について言及しており、2010年や2012年の関連研究が示した結果について触れていないと指摘した。

 

これらの対象物質について、CLHにおける生殖毒性1Aという分類をすることは、欧州の電池バリューチェーンに過度の負担をもたらすことになるという。署名した業界団体は、リチウム化合物の採鉱プロジェクト、リチウム化合物の精製と製造、電池セルの製造、リチウムベースの電池のリサイクルを含む、電池分野における計画や将来の投資に長期的な影響を与えることを懸念している。

 

CLH提案は現在、リスク評価委員会の意見書が作成されている段階であり、意見書策定の法定期限は2021年12月22日とされている。

 

【関連URL】

ポジションペーパー
https://www.eurobat.org/images/Joint_Answer_for_lithium_salts_CLH_proposal_October_2020.pdf

CLH提案
https://echa.europa.eu/documents/10162/0926d256-2ba7-3a02-3a54-91d7bfdbaf6f