韓国政府、自動車の排ガス等級制度により1等級及び5等級の分類を完了へ

韓国政府は2018年11月30日、自動車の排ガス等級制度を2019年2月15日から実施すると発表し、全国に登録されている自動車約2300万台のうち、約269万台を排ガス5等級で分類し、約90万台を排ガス1等級へ分類したことを明らかにした。

政府は、2018年4月末に公布された「自動車排ガス等級の算定に関する規定」を適用して等級を分類したと説明し、電気自動車と水素燃料電池自動車が1等級に、ガソリン自動車とガス自動車は1〜5等級、軽油自動車は3〜5等級に分類すると述べた。1等級には、電気自動車及び水素燃料電池自動車、そして窒素酸化物やPMの基準が1等級基準を満たしているガソリン又はガス自動車(ハイブリッド自動車を含む)が含まれている。5等級には、主に軽油自動車を中心に、1987年以前に生産されたガソリン自動車など、窒素酸化物と炭化水素の排出量が5等級基準を満たないものが含まれている。

 

今回5等級に分類された車両は、首都圏(ソウル、仁川、京畿道)にて、2019年2月25日から運行制限規制の対象となる。ただし、低公害措置を行った5等級車両は、地方自治体の条例により、運行制限の対象から免除される予定であるという。首都圏には、今回5等級に分類された車両269万のうち、約97万台が運行されている。政府は、首都圏において合計107ヶ所の地点で無人カメラを導入して運行制限の違反を摘発する予定である。違反時の罰金としては、10万ウォン(約1万円)以下の課徴金を課することになっている。

 

政府は、利用者が不利益を受けないよう、ウェブサイトなどを通じて、車両の等級を照会できるよう運営する計画であり、自動車税金告知書や車検案内書などを通じて、本制度の内容を通知する方針である。

政府は、2等級から4等級車両の分類を2019年上半期に完了し、データベースの構築を早めに完了する計画である。

 

「自動車排ガス等級の算定に関する規定(環境部告知2018-58)」の原文は下記のサイトで閲覧することができる。

http://www.law.go.kr/admRulLsInfoP.do?admRulSeq=2100000121793

 

また、本記事の原文は下記環境部のサイトで閲覧することができる。

http://www.me.go.kr/home/web/board/read.do?pagerOffset=30&maxPageItems=10&maxIndexPages=10&searchKey=&searchValue=&menuId=286&orgCd=&boardId=926180&boardMasterId=1&boardCategoryId=&decorator