中国工業情報化部、「リチウムイオン電池業界規範条件(2018年版)」および「リチウムイオン電池業界規範公告管理暫定弁法(2018年版)」を公布

2019年1月25日、工業情報化部は工業情報化部公告(2019年第5号)を公表、《リチウムイオン電池業界規範条件(2018年版)》および《リチウムイオン電池業界規範公告管理暫定弁法(2018年版)》を発布した。上述の両規定は2019年2月15日より施行される。

 そのうち、《リチウムイオン電池業界規範条件(2018年版)》は、中華人民共和国域内(台湾・香港・マカオ地区を除く)のリチウムイオン電池(新エネルギー自動車動力用電池を除く)、正極材料、負極材料、隔膜、及び電解質の生産企業に適用される。本《規範条件》中のリチウムイオン電池は、特に指定のない限り、通常、単体電池(バッテリーのセル)および電池パック(電池モジュールおよびシステム)を対象としている。

《規範条件》は、次の9分野に分けて規定を実施する。

  • 産業布石およびプロジェクト設立
  • 生産規模およびプロセス技術
  • 品質管理
  • スマート製造
  • クリーン製造
  • 資源総合利用および環境保護
  • 安全生産および職業労働安全管理
  • 社会責任
  • 監督と管理

 

《規範条件》は、リチウムイオン電池生産企業は必ず以下の条件に符合しなければならないと規定する。

  1. 中華人民共和国域内で法による登記を完了し、独立法人資格を有する。
  2. リチウムイオン電池業界において関連製品に関する独自の生産、販売、サービス能力を具有している。
  3. 研究開発経費が、その年の当該企業の総営業収入の3%以上で、企業がハイテク企業資格(科学技術部が主に授与するものであり、財政部と税務総局が関与する)あるいは省級以上の研究開発機構、技術センターと称される機構レベルのハイテク企業資格を申請して取得することを奨励する。
  4. 生産する製品が特許技術を有する。
  5. 企業が申請する時、前年1年の実際の生産量が実際の生産能力の50%以上である。

 

《リチウムイオン電池業界規範公告管理暫定方法(2018年版)》は、リチウムイオン電池企業公告リストに掲載のリチウムイオン電池企業(以下、公告企業と略称)は《規範条件》の要求に基づき生産経営活動を行い、併せて規範条件の要求に照らして自己点検を実施し、毎年3月31日以前に、工業情報化部リチウムイオン電池業界公共サービスサイト(www.ldchy.cn)を通して前年度の自己点検報告を提出し、半年ごとに売上、販売数量など生産経営の運営データを報告し、自己点検報告を同時に工業情報化部に対して紙ベースの資料で1部送付しなければならないと規定する。

工業情報化部は自ら実施しまたは第三者検測機構に委託して、公告企業の製品に対して抽出検査を実施する。抽出検査で不合格になった企業には、通報し併せて責任を持って改正するよう命じる;連続2回抽出検査で不合格だった企業は、《規範条件》の要求を保持する能力が無いと見做される。

 

上述の両規定の中国語原文は、以下の工業情報化部ウェブサイトで見ることができる。

http://www.miit.gov.cn/n1146295/n1652858/n1652930/n4509607/c6617560/content.html