ロンドンで超低排出ゾーン(ULEZ)の適用が始まる

英国のロンドン中心部(central London)で2019年4月8日、「超低排出ゾーン」(以下「ULEZ」、Ultra Low Emission Zone)の適用が開始された。同ゾーンではすでに2003年から、月~金の07:00~18:00に、一日1台につき11.5ポンド(約1700円)の「渋滞税(Congestion Charge)」が徴収されているが、所定の基準を満たさない車両には、これに加えてULEZ料金が課金される。一日あたり約4万台の自動車がULEZ課金対象となると見られている。以下に、このULEZの概要をまとめる。

 

  • 対象時間・期間:1年を通して全日(土日祝日を含む)24時間
  • 対象車両と金額:
区分 ULEZ料金 支払い義務違反時の

罰金額

二輪車、三輪車およびクアドリサイクル Euro 3 基準を満たしていない車両 一日当たり

12.50ポンド

(約1800円)

160ポンド(約2万3000円、ただし、14日以内に支払う場合は80ポンドに減額)
乗用車及び

小型商用車

Euro 4 基準を満たしていないガソリン車
Euro 6 基準を満たしていないディーゼル車
重量車 Euro VI基準を満たしていないバス、コーチ、大型トラック 一日当たり

100ポンド

(約1万5000円)

1000ポンド(約146万円、ただし、14日以内に支払う場合は500ポンドに減額)

(出所:ロンドン交通局の情報をもとにEnviX作成)

なお、ULEZ料金の対象となるかどうかは、ロンドン交通局のオンラインチェッカー(https://tfl.gov.uk/modes/driving/check-your-vehicle-35896)上で、該当車両の自動車登録番号等を入力して確認することができるようになっている。

  • 対象エリア:

ULEZは右図の通り、2021年10月25日には北環状道路(North Circular Road)と南環状道路(South Circular Road)を境とするエリアまで拡大される予定となっている。図のオレンジ部分は、2019年4月8日に適用開始されたCentral London ULEZで、イエロー部分は2021年10月25日のエリア拡大後に適用となるULEZである。