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英国、2019年道路車両排出パフォーマンス基準(自動車とバン)改正規則を制定

英国の2019年道路車両排出パフォーマンス基準(自動車とバン)(改正)(EU離脱)規則が2019年3月8日に制定され、EU離脱日に施行されることとなった(以下のURLに同規則)。

http://www.legislation.gov.uk/uksi/2019/550/regulation/2/made

欧州で毎年登録される新規の乗用車やバン(小型商用車)から排出されるCO2は、EU規則 (EC) 443/2009(乗用車)と(EC) 510/2011(バン)が規制している。これら規則は、EU、アイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェーを対象で登録されたすべての自動車とバンを対象に、強制的なフリート平均CO2排出目標を設定している。また、個々の自動車生産者が遵守しなければならない個別の目標も定めている。個別の目標は、全登録車両の平均重量に対する個別の生産者の車両重量を比較する公式に基づいて算定されている。

 

いっぽう、自動車生産者がこれらの目標を達成できるようにするため、EU規則では次のような柔軟な措置を設けている。

(1)「少量台数」または「ニッチ台数」の自動車生産者として分類された場合、あらかじめ定められたCO2排出目標からの逸脱(適用除外)を申請できる。これに該当するのは、特定の暦年中に、乗用車で30万台以下(“ニッチ台数”)または1万台以下(“少量台数”)、またはバンで2万2,000台以下(“少量台数”、“ニッチ台数”なし)しか登録していない自動車生産者である。この場合、該当する車種の過去のCO2排出量に基づき、一律的な削減%を達成すればよい。

(2) CO2削減に貢献するものの、在来のテストプロトコルではテストできないテクノロジーを活用する場合でも、「エコイノベーション・クレジット」を申請できる。

 

英国の今回の規則は、EU離脱後に英国で登録される新規の乗用車とバンのCO2排出量を、少なくとも現行の取り決めと同様の意欲をもって規制することを目的としている。改正のあらましは次のとおりである。

(1)  CO2排出目標の適用除外を申請できる固定的な台数しきい値(30万台以下や1万台以下等)から、自動車メーカーごとにEU販売台数に占める英国での販売シェアに基づき計算したしきい値に移行する(その計算式はANNEX 3にある)。これにより、自動車メーカーはEU離脱後も、離脱前と同じCO2削減目標を維持できる。

(2)  新しいCO2削減テクノロジーが、EEAでテストを行うことなく「エコイノベーション・クレジット」を受け取り続けられるようにするため、エコイノベーション・テクノロジーに対する英国内の承認手続きを整備する。

(3)   EU規則の中の“欧州委員会に対するすべての義務”、及び“欧州委員会の講じるあらゆる執行措置”の「欧州委員会」の部分を、「英国運輸省」にとって代える。