タイ、バイクに対する新たな課税-エンジンサイズではなくCO2排出量に基づく課税へ-2020年1月1日から適用

2019年5月9日の現地紙バンコク・ポストによると、CO2排出量に応じてバイクに課税する内容への5月7日の承認の後、タイ財務省物品税局は、これにより追加的に6億~8億バーツの資金が見込まれると言及した。

新たな税構造のもと、バイク1台あたり平均100~180バーツの課税がなされる見込み。現地で生産される年間150万台のうちのおよそ9割は150cc未満のエンジンサイズのものであるが、それらはこれまでの税構造では課税を免除されていた。

新たな課税は2020年の1月1日から適用されることとなる。新たな制度の主な目的は、PM2.5ダスト排出削減とクリーン車両推進である。

新たな制度では、エンジンサイズではなく、CO2排出量に応じて課税率が決定される。

表 これまでの税構造

Engine size (cc) 税率 (%)
<150 2.5
150-500 4
>500-1000 8
>1000 17

 

表 新しい税構造

タイプ CO2 (g/km) 税率 (%)
電気バイク 1
内燃機関 or ハイブリッド ≦50 3
内燃機関 or ハイブリッド 51-90 5
内燃機関 or ハイブリッド 91-130 9
内燃機関 or ハイブリッド >130 18
研究開発用試作バイク 0
その他 20