イリノイ州、新たなEV登録税に関する内容の法案を上院で審議中

2018年5月15日現在、イリノイ州で新たなEV登録税とガソリン税引き上げの内容を含む、輸送ファンディング法案(transportation funding bill)H.B.3233が審議されている。同法案は2019年2月15日に下院に上程され、4月末に下院に送られ、審議が続けられている。

登録税
本法案が成立すれば、現在17.5ドルの純電気自動車の登録税は1000ドルに引き上げられることとなる。
※但し、この1000ドルの登録税はハイブリッド車に適用されないという。

ガソリン・ディーゼル税
また、この法案では1990年以降1ガロンあたり19セントだったガソリン税を7月1日よりガロンあたり44セントに引き上げる内容が含まれている。ディーゼル燃料については21.5セントから52セントへの引き上げとなっている。

運転免許料金
さらに運転免許料金を二倍に引き上げる内容も盛り込まれている。

これらを含む一連の税引き上げの背景には、州のインフラ計画が挙げられている。より持続可能な州戦略を実現させるため、道路、橋、公共交通システムの改善などが唱われており、そのための資金源として、今回の法案が提出された。

法案H.B.3233
http://www.ilga.gov/legislation/fulltext.asp?DocName=10100HB3233sam001&GA=101&SessionId=108&DocTypeId=HB&LegID=119675&DocNum=3233&GAID=15&Session= 


※EnviXコメント※
登録税引き上げが主に純電気自動車に焦点が当てられているのは、ガソリン税引き上げで負荷がかかるハイブリッド車をはじめ、その他の自動車に配慮したためと推察される。