台湾経済部標準検査局、「電動バイク用充電システム機器およびバッテリー交換システム機器製品関連検査規定」の制定を予告

台湾経済部標準検査局は、2020年2月12日、「検査必須電動バイク用充電システム機器およびバッテリー交換システム機器製品関連検査規定」の制定について予告した。同予告公告の意見募集期限は、公告日である2020年2月12日の60日後まで。同公告の概要は、以下のとおりである。

 

  • 規制対象となる品目名
  • 電動バイク用充電システム機器(Electric motorcycle charging system equipment)(固定式で、かつ、コンダクティブ充電を備えたものに限る)
  • 電動バイク用バッテリー交換システム機器(Electric motorcycle battery swap system equipment)(固定式で、かつ、コンダクティブ充電を備えたものに限る)

 

  • 検査標準
電動バイク用充電システム機器 Ÿ   CNS 16125(2020年版)「電動バイク固定式交流および直流コンダクティブ充電システム-一般要求」

Ÿ   CNS 16127(2020年版)「電動バイク固定式交流および直流コンダクティブ充電システム-直流充電システムインターフェース」

Ÿ   CNS 16128(2020年版)「電動バイク固定式交流および直流コンダクティブ充電システム-電動バイク専用直流充電装置と電動バイク間の充電制御用デジタル通信」

Ÿ   CNS 15663 第5節「含有表示」(2013年版)「電機電子類装置の化学物質含有量削減制限ガイド」(台湾版RoHS関連規定)

電動バイク用バッテリー交換システム機器 Ÿ   CNS 16125(2020年版)「電動バイク固定式交流および直流コンダクティブ充電システム-一般要求」

Ÿ   CNS 16126(2020年版)「電動バイク固定式交流および直流コンダクティブ充電システム-バッテリー交換システム」

Ÿ   CNS 15663 第5節「含有表示」(2013年版)「電機電子類装置の化学物質含有量削減制限ガイド」(台湾版RoHS関連規定)

 

  • 検査方式
  • 検証登録の方式2(型式試験)+方式7(工場検査)

 

  • 規制開始時期
  • 2021年1月1日以降、輸入および国内生産製品に対して、上記検査標準および検査方式に基づく検査を実施。

 

  • 証明書の有効期間
  • 有効期間は、発行日より3年間(発行日が2020年12月31日以前の場合、2021年1月1日より起算)。

 

  • 「含有表示」(台湾版RoHS)関連規定
  • CNS 15663の第 5 節「含有表示」(台湾版RoHS)の規定に基づき、規制物質の含有状況を製品の本体、包装、ラベルまたは説明書に表示する。
  • ウェブサイトにより規制物質の含有状況を提出(開示)する場合、URLを本体、包装、ラベルまたは説明書に明記する。
  • URLの表示位置については、CNS 15663第3節の規定(含有表示の位置に関する規定)は適用されない。

 

  • その他の規定
  • 対象製品が複合機能または複数の機能を備えた製品の場合には、関連する検査標準にも適合していなければならない。また、検査必須範囲に属する付属品が付属している場合、当該付属品についても、関連検査規定に適合していること。

 

上記公告については、2020年2月14日付けでWTO/TBT通報も行われている。意見受付期間は、通報日の60日後まで。

http://tbtims.wto.org/en/RegularNotifications/View/161882?FromAllNotifications=True

 

なお、「検査必須電動バイク用充電システム機器およびバッテリー交換システム機器製品関連検査規定」の制定予告公告の原文については、以下のURLより閲覧可能である(中国語繁体字)。

https://www.bsmi.gov.tw/wSite/public/Data/f1581575397936.pdf