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米カリフォルニア州、大型ディーゼルトラックからのNOx排出削減規制を新たに採用

2020年8月28日、カリフォルニア州大気資源局(CARB)は、大型ディーゼルトラックからのNOx(窒素酸化物)の排出を飛躍的に削減するための多角的な新規制「ヘビーデューティー低NOxオムニバス規制(Heavy-Duty Low NOx Omnibus Regulation)」を承認した。本規制は、同州がスモッグの主要成分であるNOx排出量を確実に削減することで連邦政府の大気質基準と重要な公衆衛生目標を達成することを確保し、製造業者に対してより厳しい排出基準の遵守、エンジン試験手順の見直し、エンジンの保証期間延長を要請するものである。

主な内容は、以下のとおりである。

  • 大型ディーゼルトラックからのNOx排出量を削減:スモッグの前駆体である NOx は、多くの呼吸器系やその他の健康障害を引き起こすため、その排出量削減は、公衆衛生にとって非常に重要である。カリフォルニア州は、長年の間に技術が著しく進歩したとはいえ、特にトラックからのNOx排出量を削減するための努力を継続しなければならないとしている。本規制は、一般的にトラックの交通量が多い倉庫、港、倉庫に隣接する地域社会に大きな影響を与えるものと予想される。
  • 2031年までに段階的に導入:本規制により、カリフォルニア州における有害なNOx排出量を、1日あたり23トン以上削減できることが予想されている。これは、2031年に1,600万台の小型車を道路から排除することに相当する(参考までに、同州では現在、2,600万台の小型車が登録されている)。また、規制実施期間の2024年から2050年までに州全体で3,900人の早期死亡、3,150人の入院を回避することができ、州全体で医療費約368億ドルの節減効果があることも推定されている。段階的に導入することで、エンジンメーカーはコンプライアンス準備にかかる時間の確保が可能。エンジンが満たすべきNOx基準については、2024年から現行基準を約75%、2027年には現行基準を約90%以下に削減することとしている。

【参考資料】

California adopts strong new regulation to further reduce smog-forming pollution from heavy-duty diesel trucks

https://ww2.arb.ca.gov/news/california-adopts-strong-new-regulation-further-reduce-smog-forming-pollution-heavy-duty